
施工箇所 | 全面リフォーム |
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施工日数 | 250日 |
建物種類 | 戸建(古民家) |
築年数 | 約120年 |
築100年以上の歴史ある古民家。震災をきっかけに大規模な改修工事を行う運びとなりました。
建物正面には昔ながらの大戸(現在の玄関)が味のある存在感を放っていました。
地震の影響で瓦や石塀、敷地内にある蔵の土壁などが崩落し、大変危険な状態でした。
屋根が剥がれている所から雨漏れしていました。
奥様が子供時代を過ごされた思い出深いお部屋。照明のレトロなカバーが時の流れを感じさせます。
キッチンは昔ながらの独立した空間でした。
天井を見上げると立派な梁が力強くかかっています。
欄間の彫刻は美しく、リフォーム後も残すべき匠の技です。
地鎮祭が行われました。土地の神様を鎮め、工事の無事を祈願します。
いよいよ工事スタート!築100年を超えるお宅。慎重に解体を進めていきます。
蔵は今回の改修工事で取り壊す事になり、立派にその役割を終えました。
残った古材に新しい木材を貼り合わせ強度を高めます。
床や壁に断熱材を敷き詰めていきます。
趣のある古い家具は再利用できるようにリメイク。
LDKのアクセントとなる格子戸は職人さんの手作り。技の見せどころです。
玄関の式台は重厚感のある杉の一枚板を選出しました。
建物正面にあった大戸は移設した新しい玄関の側面に設置。リフォーム後、どの様な役割を果たすのか楽しみです。。
壁は一部を除き漆喰を塗っていきます。古民家再生工事、もうすぐ完成です。
家の顔となる玄関。天井の美しい梁と欄間の彫刻、真っ白な漆喰の壁が目を惹きます。
玄関わきに設置された大戸はLDKへとつながる秘密の入口になりました。他では見られない個性的な玄関になりました。
LDK。窓の外の格子が美しい和風モダンな仕上がりになりました。
キッチンは最新のものを設置しました。歴史ある古いものと機能的な新しいものとが融合したスタイルです。
古い家具をリメイクして、収納もできるキッチンの作業台を作りました。
リビング中央の格子戸は和室との空間を程良く分けてくれます。また、キッチンの目隠しの役割も果たしています。
洋室には格段に太い梁がかかっています。シンプルな空間でも落ち着いた雰囲気になりました。
昔ながらの廊下です。裸電球の様な素朴で可愛らしいライトがとても合っています。
雰囲気ある仏間。自然光が入ると細かい格子が美しく浮かび上がります。
ご先祖様から受け継いだ大切なお家をリフォームさせていただきました。K様邸、完成です!